しいたけの栽培に使う原木(ナラ、クヌギ)もすべて国産のものを使用しており、農薬・化学肥料などの添加物は一切使用していません。小さなお子さまから高齢の方まで安心して食べられる安全な食材づくりを心がけています。
原木栽培の椎茸は、木の栄養分だけで育ちます。
木の栄養分を十分に吸収して育ったしいたけは肉厚でプリプリ、香りもしっかりしています。
舌が肥えた方、味のわかる方、本物の椎茸を知っている方にも喜ばれるとても美味しいしいたけです。
しかし、原木栽培は気候の影響を受けやすく、とても手間が掛かります。
今では日本産生しいたけの生産量全体に占める原木栽培の割合は10%程度になっていて、昔ながらのこのおいしいしいたけは貴重な存在になりつつあります。(残りの90%は菌床栽培。)
野呂食品の原木しいたけは、味・香り・食感、そして安全性を一番に考え、昔ながらの原木栽培にこだわり、丁寧にじっくりと育てた自信作です。
私たちの一番の自慢は、贈られたお客様が、 今度は自分の恩人・お知り合いの方に贈りたいと、ご注文して頂けることです。
お中元、お歳暮、引出物など、大切なあの人に何を贈ろうかな?と悩まれた時、「野呂食品の原木しいたけ」を思い出していただければとても嬉しく思います。
乾燥椎茸もご用意しておりますのでお気軽にお問い合せ下さい。
はじめまして、原木しいたけ職人の野呂純也と申します。
まだまだ未熟なしいたけ職人ですが、贈ってもらった人の喜ぶ姿を想像しながら毎日マジメにこだわりの原木しいたけを作っています。
私は大学卒業後、地元広告代理店と不動産会社の営業マンとして約10年働いていました。
口先だけの営業トークでそれなりの成績を残してましたので「オレ、うまく人生を渡っているなぁ」と思っていた時期もありました。
でもある時、この10年間を振り返ってみると自分の中に何も残っていない事に気づき将来と生き方に疑問に感じるようになりました。
私の実家は野呂食品という小さな会社を経営しています。
戦争から帰ってきた祖父が雷おこしやお菓子の原料を作る会社として昭和26年に創業しました。
父の代になって原木しいたけの栽培をはじめました。
一日中誰とも話さずに何千本もの原木と格闘する日が何日も続くこともあります。
自然の中で仕事をしていると自分の考え方がちっぽけに感じることもあります。
原木しいたけの栽培はとても奥が深く、難しいことの連続です。
気候や温度の変化、原木そのものの善し悪し、植菌のタイミングなどどれか一つがダメでも満足のいく椎茸は収穫できません。
正直なところ、楽な仕事でもありません。
しいたけがニョキニョキ生えてくる原木は1本20キロくらいの重さ。
これが何千本もありますから、この移動だけでも大変です。
スーパーなどでたくさん売られている菌床(きんしょう)しいたけのほうが遥かに簡単で楽に生産することができます。
それでも私が原木しいたけにコダワるのは味・香り・食感、そして安全性のどれもが原木栽培されたしいたけの方が菌床しいたけの遥かに上をいくことを確信しているからです。
こんな手間をかけて、肉厚のプリッとした旨そうなしいたけが採れるとお客さんにお届けせずに自分で食べて大満足していることもあります(笑)
私自身しいたけが大好きですからたまにはこんなこともあります。
しいたけ職人になってまだ数年。
まだまだ未熟で親父には追いつけませんが真面目に毎日椎茸と向かい合ってきてようやく満足のいく椎茸をつくれるようになりました。
今私は"原木しいたけ"の良さ・美味しさをお客様にお伝えできるこの仕事を誇りに思っています。
こんな私が、贈ってもらった人の喜ぶ姿を想像してまじめに作ったこだわりの原木しいたけです。
大切なあの人に何を贈ろうか悩まれた際には「野呂食品の原木しいたけ」を思い出していただければ幸いです。
また、今もうひとつ夢中で取り組んでいることがあります。
それは原木しいたけを使った面白くて美味しい加工食品の開発です。
もともと野呂食品がお菓子の原料を作っていたこともあり、 食品を加工する技術には自信があります。
昔ながらの栽培した原木しいたけを生しいたけ、乾燥しいたけだけでなくひと味違う加工食品の製造・販売ができるのは弊社の自慢でもあります。
原木生産されたしいたけを使った
こだわりの「バリバリしいたけせんべい」
収穫が終わった原木を次の収穫に備え休養させる場所、しいたけ山にカワセミが巣をつくりました。
大変珍しいことで、地元テレビ局にも放送されました!
幸せを運ぶ青い鳥がしいたけ山に来たときは私達も原木しいたけを栽培していて幸せになれるような気がしましたよ(^^)
椎茸山にやってきたカワセミ